年内最後の美容院。
ただ髪を切ってカラーを入れるだけでなく、この時間は私にとっては癒しの時間でもあります。
今日も私の好みをちゃんと分かってくれているスタイリストさんとアシスタントさんのお蔭で、シャンプー前のマッサージから始まり、カラーの際のリフレッシュの香りはお気に入りのオレンジ、ドリンクはホットコーヒーブラック、頭皮の整体の力加減など、それはとても心地よい至福の時間を過ごすことができました。
帰り際にいつものようにアンケートを書いていると、スタイリストさんがこんなことを言いました。
「アシスタントのKさん、今日も自分から志願で『尾藤さんのアシスタントにつかせてください!』って言ってきたんですよ。」
ビックリしましたが嬉しくもありました。
「へ~。どうしてかしら?」
「喜んでいただきたいんだと思います。『シャンプー上達したね』とか、『マッサージすっごい気持ちいい』とか、そんな風におっしゃっていただけるのがとても励みになると言っていました。アンケートもいつもコメントを必ず下さるので、やりがいになっているようです。」
私にとっては当たり前の会話ですが、それがアシスタントKさんの気持ちをんも上げていたのだとしたら、それは何よりです。
メインはスタイリストさんですから、その方との時間は重視してもアシスタントさんを軽視してしまう人いるかもしれません。
けれども、アシスタントさんのきめ細やかな対応があって初めてスタイリストさんとの時間もより良くなるというものです。
彼女を軽視する理由などどこにもなく、アシスタントさんの時間も私にとっては癒しのための大切な時間なのです。
「尾藤さんのようなお客様が若手を育ててくださるんです。いつもありがとうございます。」
そんなつもりは全くなくとも、そんな風に言ってもらえて何だか気恥ずかしくもとても嬉しく思いました。
メイン担当者だけが輝いて大切にされるのではなく、その人たちをサポートしている若手スタッフや縁の下の力持ち的役割の人たちにも光は当てられるべきだと私は考えます。
自分がお客様の立場であっても、もちろん自組織であっても、そのようなチーム作りを心がけたいと思います。