現ノバルティスホールディングスジャパン株式会社の社長でいらっしゃる鳥居正男さんに、数年前、「リーダー」というテーマでお話をお伺いしたことがありました。
経営者として多くの功績を残されてきた鳥居さんですが、私にもとても丁寧で腰が低く、一言一言を大切にお話して下さいました。その中で、とても印象的だったのが、鳥居さんが大切にしている「リーダーとしての6K」です。
1.感謝する
2.気配りする
3.謙虚さを忘れない
4.傾聴する
5.清く生きる
6.断らない
人はともすると傲慢になったり怒ったり、社長というポジション故に、気が付かないで職場を嫌な雰囲気にしてしまい、迷惑をかけてしまうことがある。だから、自分を戒めるためにも、この6Kを日々心掛けている。
例えば、社員の仕事の邪魔だけはするまい、社長である自分が社員のボトルネックになることを避けたいと考えている。そのため、意見や判断を求められたときは即断即決するようにしている。どうしても、日中に答えきれなかった時は、夜中になっても家からメールで返事をする。
自分が社員にメールを送るときは、返信期限を必ずつけるようにしている。何も書いていなければ、目の前の仕事を差し置いて、最優先で社長のメールを処理してしまうだろうから。
まさに、鳥居さんの6Kの実践が日々の小さな事柄にも溢れ出ているそんなお話でした。
私はどれくらい6Kが実践できているだろう・・・
鳥居さんとのお話を思い出しながら、改めて自分自身を振り返るのでした。