堕ちる時は本当に早い
何とも実に悲しく残念な話ですが、最近、そう感じることが立て続けにありました。
一つは業界トップ企業の社員の度重なる不祥事。
一つ目の事件だけでも驚きなのに、別の社員が別の事件を・・・
報道に触れた時、軽い戦慄を覚えました。
一体どうしてしまったのだろう・・・
潰れるぞ・・・
もう一つは業界トップ企業の著しいサービスの低下。
つい先ほども、お願いしたことがなされておらず、サービスセンターへ電話をしたところ、オペレーターの方はとても丁重に対応くださったのですが、改めてやってきたサービスマンの方は、「引継ぎで聞いていなかったんですよね。」とたった一言。
しかも、謝罪の言葉どころか思いっきりの仏頂面。
こちらの方が悪いような気持ちになってしまいました。
悲しい・・・
トップから転げ落ちるのは時間の問題だな・・・
2位企業さんの方が遥かにサービスの質が高いし、一人ひとり、誰を取っても感じが良い。
いずれもトップに胡坐をかいていたわけではないでしょう。
しかし、かつての輝きは全くなく、本当に「地に落ちた」という表現がぴったりの様相です。
昇りつめるのは本当に大変ですが、堕ちるのはほんの一瞬。
実に早いです。
そして残念なことに、社員の方達の中には、堕ちたことに未だ気づいていないだろう言動が見受けられます。
コンプライアンスを守るとか、サービスの質を上げるとか、そういったお決まりの事ではなく、一人ひとりが自分の仕事を好きと感じているか、楽しめているか、誇りを持てているか、そこがなくなってしまっているように感じます。
創業の精神がどうのとか、企業理念がどうのとか、そういった小難しい事ではなく、
自分の仕事に誇り(自信)を持つ
自分が扱っている商品・製品・サービスに誇り(自信)を持つ
自分が所属している会社・チームに誇り(自信)を持つ
そして自分自身に誇り(自信)を持つ
この4つの誇り(自信)を徹底的に身につけることで、一人ひとりの価値、そしてその集合体であるチーム・組織の価値が上がっていくのです。
しかし、堕ちた企業はどこかで何かを間違えてしまったのか、勘違いの自信(傲り)が先行し、どんな状態であっても胸を張って誇れる清廉な誇り(自信)を失ってしまっているように感じます。
トップであり続けることは難しい。
ある意味、上を目指す追いかける立場の方が純粋でいられるのかもしれません。
あなたはあなたの4つの自信を胸を張って言えますか?
あなたはあなたの4つの自信をメンバーに語っていますか?