その他

大切な人にこそ「ありがとう」

今年4月から単身赴任生活が始まった人事部長のSさん。
「やることいっぱいあってね、仕事以外でも結構忙しいんですよ。掃除に洗濯でしょ。クリーニング屋に行ったりとか。」
と笑顔でおっしゃいます。
「それは今までの奥様に感謝ですね。お伝えになられました?」
と私が言うと
「それが、それだけは言えない、できないんですよ。今さらというか、照れもあるしね。」
と本当に照れ臭そうにS部長はおっしゃいました。
直属のメンバーからも他部署の皆さんからも、そのお人柄をとても慕われているS部長。
しかし、一番身近で一番大切なご家族には、普段、会社では完璧に近いほどに取れているコミュニケーションに漏れがあるというのですから、本当に難しいものなのだと改めて思います。

S部長に限らず、関係性が近ければ近いほど、照れや気恥ずかしさ、今さら・・・、言わなくても通じてるだろ、などの気持ちが働いて、最も伝えなくてはならない人に伝えなくてはならない言葉を伝えることができていない場合が多くあります。

たった一言で良いのです。

ありがとう。
ごめんね。
助かってるよ。
嬉しいな。

気持ちを伝える前向きな言葉を、きちんとその都度伝えたいものです。

あなたは奥様(ご主人)に、お子さん(親御さん)に、ご兄弟に、上司に、部下に、心からの「ありがとう」を、最近はいつ言いましたか?
もし、思っているけどなかなか口に出すことが難しいというあなたは、ポストイットに「ありがとう」と大きく書いて、相手が目につくところにペタリと貼ってみませんか?
きっとそこから、新しい絆が生まれてくるに違いありません。

タイトルとURLをコピーしました