「部下をやる気にさせる方法が知りたいのですが。」
このリクエストは本当に多いです。
毎回と言っていいほど、マネージャー研修やコンサルテーションでは
この質問をいただきます。
答えはいたってシンプルです。
あなたが部下のやる気を奪わないこと
こう言うと、最初はキョトンとしているマネージャーも
あれこれ反論(?)が始まります。
いや、最初からやる気ないんですよ。
何考えているかわからないから奪うも何もないですよ。
あーだこーだ・・・
最初からやる気がない社員っているんでしょうか?
新入社員が入社初日の最初の瞬間からやる気がないのでしょうか?
転職組の中堅、またはベテラン社員が、転職初日からやる気がないでしょうか?
仕事に対するスタンスは人それぞれでしょうが、
最初からやる気「ゼロ」や「マイナス」の人は、
いない! とは言いませんが、
いないに近い!!!
と思います。
どこかで、何かのきっかけで
やる気が失われていき、今の悲しい状態になっているのではないでしょうか。
そうでないのだとしたら
「やる気がある」という指標を
あなたが自分中心に考えて、
「あれはやる気があるうちに入らない」
とか
「やる気があるなら〇〇くらいできて当然だ」
などと決め打ちしていないでしょうか。
決め打ちしていないとして、
誰の目から見ても明らかにやる気が見られないとしたら
そんな部下をどうやってやる気にさせれば良いのでしょうか。
これまた答えはいたってシンプルです。
部下のやる気スイッチを押してあげるんです!
そのやる気スイッチはどこにあるんですか?
やる気スイッチがどこにあるかわからない=部下のことを知らない
ということです。
何か魔法のような方法があるわけがありません。
人の価値観は十人十色。
部下の価値観を知らずして、どうしてやる気を上げるお手伝いができるでしょう。
そのためには
部下を知る
どんな時に喜び
どんな時に怒り
何が不満で
何が不安で
何が好きで
何が得意か
徹底的に部下の価値観を知るのです。
知ってしまえは後は簡単!
その価値観に基づいた
仕事の与え方、指示の仕方、褒め方、叱り方などを
工夫すればよいのです。
え~~~? そんなこと?
と思うかもしれませんが、そんなことなのです。
しかし繰り返しますが、
部下のやる気を上げるお手伝いをする前に
部下のやる気を奪う上司にならない!
これが大切です。
部下をやる気にさせる方法はありますか?
そんなスキルありません!
あなたが部下のやる気を奪わない。
そしてやる気スイッチを適切に押してあげる。
そうすることで、部下がやる気になるお手伝いをする。
部下がやる気になるかどうかはわかりません。
それはあなたがコントロールできることではありません。
他人(部下)をコントロールすることはできませんから。
でも、あなたが部下に良い影響を与えることはできます。
どうやって???
それは
あなたが部下にとって魅力的な上司になることです!