人間力誰だって変わることができる

あなたの強みを好きですか?

ある面談の場で、色々とお話ししつくした後、最後に、
「尾藤さんの強みは何ですか?」と質問を頂きました。

うーん・・・
変化が好き
熱くなる
潔い
涙もろい
情に厚い
好きなことはとことんこだわる

自分で言いながらハタと気がつきました。
あれ?これって強みかな?

数年前の私なら、こんな風には答えなかったと思います。
昔の私なら、
「変化が好き」ではなく、「変化に強い」「イノベーションを起こす」
「熱くなる」ではなく「集中力が高い」「とことんやりきる」
とまあ、カッコつけて答えたでしょうし、
それより何より、「営業でお客様にファンになっていただけること」
とか、「研修のリピート率が9割を超えていること」
とか、履歴書や職務経歴書に載りそうな、立派なことを言っていたと思うのです。


「あれ?これ、強みですかね? ビジネス力が何にもないですね。」
と苦笑いする私に、
「いえいえ。笑顔で楽しそうに答えていただいて、
尾藤さんのお人柄がよく分かりました。
ご自分の強みは、ご自身がお好きな部分なのですね。」
と微笑んで仰っていただきました。


ん?強みが好き?
そんな風に考えたことはありませんが、もしかしたらそうかもしれません。
これって、今の私の頭の中がそのまんま自然に出たのだと思います。

今の私の関心は、
ビジネススキルを高める事よりも、人としての魅力・あり方の方にあります。
(もちろん、スキルや知識をもっと高めたいという思いはありますが)
それが良い悪いではなく、「そうである!」ということです。

若い頃とは違って、今の私は、「強み」を尋ねられた時、
スキルや知識を答えるよりも、自分の人間性の部分を答えられる、
そんな自分でありたいと思っています。
経験は豊富に積んできたかもしれませんが、
知識やスキル、体力も能力も、その道のトップの人には到底かないませんし、
AIがはびこる世の中においては、強みと言えるほどのモノでもありません。
けれども、「無限の可能性」を持つ人としての部分にキマリはないですし、
そこに1番も2番もありません。
年齢と経験を積んだ今の年齢だからこそ、
存分に伸ばしていきたいと思うし、それを楽しみたいと思うからです。

面談の時間を振り返りながら、こんな風に自然と答えられるようになった自分を
とても愛おしく感じました。
ガンダムスーツを着込み過ぎていたサイボーグ時代を脱出できて、
いよいよ、人間らしくなってきたのかもしれません。

嬉しい~。
自画自賛です。

あなたの強みは何ですか?
その強み、あなたはお好きですか?

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