お客様とスムースにやり取りが進む
メンバーからの納得が得られやすくなる
チームや社内でやりたい事がしやすくなる
相手や場所がどこであれ、「物事がより進めやすくなる」には
自分のファンが増えることが一番の近道です。
「自分はみんなから恐れられているから」
「別に好かれようと思っていない」
こんな風に言うマネージャー諸氏も、実のところ心のどこかで
共感してくれる仲間や部下がいたらどんなにやりやすいか、
と思ったことは、一度や二度はあると思います。
相手に媚びへつらう必要はありません。
しかし、相手が自分のファンでいてくれるか、そうでないかは、
あなたがしたい事をしやすくなるか、
あるいは障害(抵抗勢力とも言いますね)となってしまうかに等しいほどに
実は大きな意味があるのです。
ところで、あなたは、自分に敵意や嫌悪感を抱いている人に好意を抱きますか?
好きな人ができて、振り向いてほしいと思ったら、どんな行動を取りますか?
多くの人は、自分を嫌っている人、悪く言う人に、
好意を抱くことは難しいと思います。
好きな人ができた時は、
その人の考えや特徴などをもっと知りたいと思うでしょうし、
自分の事を知ってもらうことで、
自分にも好意を寄せてくれると良いなと考えるでしょう。
では、メンバーや周囲を自分のファンにするにはどうしたら良いでしょうか?
誰かに自分のファンになってほしいのであれば、
まずあなたが相手の最大のファンになることです。
自分は相手の事を好ましく思っていないのに、
相手には自分の事を好きになれだなんて、
そんな都合の良い話はありません。
私の目を覆いたくなるような過去のイタイ経験から言っても、
こちらが嫌ってる場合は相手もまず、
こちらに対して良い感情は抱いていません。
まずは自分から相手の一番のファンになるのです。
ファンになる要素は何でも構いません。
ずば抜けて元気がいい。
失敗は多いけど、成長意欲は誰にも負けない。
転んでもへこたれない根性がスゴイ。
あの辛抱強さはギネス級。
知識やスキル、実績や実力よりも、
「人としてのファン」になってみてください。
それには、あなたが相手の人となりをよく見て、知ることから始まります。
業績評価や損得などのすりガラスでできた眼鏡ではなく、
曇りのない目で相手を知り、その人のキラリと輝く資質のファンになってください。
そうやってあなたが相手のファンになった時、
相手もあなたのファンになってくれているに違いません。
人とはそういうもの。
好意も悪意も伝染するのです。
メンバーや周囲を自分のファンにしたいと思ったら、
自分が先に相手のファンになりましょう。
あなたがファンになった相手に注いだプラスの気持ちは、
必ずあなたにも返ってきます。
ですから、まず、あなたが相手のファンになりましょう。
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