組織診断でレッドマークが点灯。
その理由について、
「マネージャーが少ないためマネジメント行き届かない」
「組織再編成やコロナの影響も大きい」
と語っていた部長さん。
しかし1時間のセッション最後の部長の言葉は
「自分がメンバーを同じ想いにさせる言葉が欠けている」
「自分の真意を分かってもらえ話し方ができていない」
でした。
私はただ、話を聴いていただけ。
部長から出てくる言葉に問いかけの言葉を投げかけただけ。
それでも部長は絞り出すように
「コレが一番の問題だと、ここからやらなければいけないと思っている」
と言ったのです。
本当はちゃんと気がついている。ちゃんと分かっている。
だから私があれこれ言う必要は全くなく、
本人がそのコトを自分の言葉で自分から口にすることができる、
そのきっかけ作りのお手伝いができれば良いだけなのです。
何をすべきか分かってさえいれば、あとはそのやり方を確認するだけ。
問題の真因が分かっているのですから、
解決したのも同じです。
「大丈夫。もう、ゴールは見えましたよ。」
私の言葉に弱々しい笑顔の部長さん。
大丈夫、大丈夫。
だって進むべき道が見えたんですもの。
あとはその道をゆっくり進んでいくだけです。