チームメンバーみんなが前向きで協力的だったり、
友好的な関係にあるわけではなく、
定年間近で消化試合的働き方になっていたり、
なかなか溶け込もうとせずに近寄るなオーラを発していたり、
そういうメンバーがいると対応に悩ましく、
「もう仕方ないかな、一緒にやってくれるメンバーだけでやっていこう」
などと思いがちです。
しかし、それは絶対にしてはいけません。
仲間外れを作ってしまうと、
仮にそれを相手が望んでいたとしても、
チーム全体を考えた時、絶対に良い雰囲気を生むことはできません。
疎外感
いつか自分もそうなるかもしれない
何とも言えないモヤモヤ感
チームの「空気」は間違いなく淀み、
決して良い状態にはならないからです。
ではどうしたら良いのか。
こんな時こそ「役割」です。
チームにおける役割を与えるのです。
本来、一人ひとりがチームにおける役割が明確になっていれば、
「そこが自分の居場所」となるわけですが、
「数字上げればいいんでしょ」「やることやっていますから」
というオーラ全開の人には、
業務目標以外の役割をお願いするのが良いでしょう。
かつて、私が最も「苦手」で近寄り難かったメンバーには、
彼が得意で私がそうでないコトを、彼に頼ることにしました。
具体的には、私の右脳的資料を左脳的にまとめてもらう役割をお願いしたのです。
イヤでも話をしないわけにはいかないですし、
お客様へのもの、社内向けのものなど、色々な資料でしたが
マネージャー発信のものをまとめ上げるということは、
大いに彼のプライドをくすぐり、
また、結果的には彼自身の考え方のストレッチトレーニングにもなり、
結果的にとても大きな副産物を得ることができました。
役割とは何も、「課長」「部長」や、プロジェクトの〇〇担当
などばかりではなく、
情報収集リーダー、コミュニケーションリーダー、ITリーダー、
3Sリーダー、飲ミュニケーションリーダーなど、
チームの潤滑油的なことになるのならば何でも構いません。
大切な事は仲間外れをつくらないこと。
そのための役割です。
あなたのチームに、一人ぼっちの人はいませんよね?