1994年にメジャーデビューし、ヒット曲を連発してその地位を不動のものにしたGLAY。
人気ロックバンドGLAYが来年25周年を迎えるにあたり、今夏、新たな挑戦をしているそうです。
これまで全ての曲はリーダーのTAKUROさんが創ってきたそうです。
ところが、今夏3年ぶりにリリースされたニューアルバムは、メンバー4人がそれぞれ曲を創り納められています。
その事について、リーダーTAKUROさんにインタビューした様子がNHKの朝のニュースで流れていました。
「ヒット曲が出れば出るほど、物凄いプレッシャーだった。メンバーに頼ってもいいんじゃないかと思った。自分一人で創り続けていても、今以上にはGLAYは大きくなれない。自分の力以上のモノにはなれない。メンバーそれぞれの力を合わせることによって、新たなGLAYが生まれるんじゃないかと。」
スゴイ! 朝の身支度を整えながらTAKUROさんに拍手でした。
ヒットを出し続けなければいけないプレッシャーは相当なものだったと思います。しかし、それを手放してメンバーに頼る決断をするのもかなりの勇気が必要だったのではないでしょうか。
常に勝ち続けなければいけないチームのリーダー。成功し続けてきたチームのリーダー。
次も勝つために、顔では笑っていても心中は常に穏やかではなく、気持ちが休まる時はありません。成功体験が積み重なれば重なるほど。そのプレッシャーは大きくなると同時に、そのために、言動がおかしくなってしまうこともあります。まさに、自分で自分の首を絞めるがごとく、次なる成功を自らに課してがんじがらめになってしまうのです。
自らの輝かしい成功・実績をいったん手放して、自分一人ではなく、メンバーと共に全ての力を合わせて更に上を目指す。
言うは易し、行うは難し。
かつての私はこれが出来なくて、どうしようもない泥沼にはまっていたわけです。
TAKUROさんのインタビューで最も心に残ったのは、いつも私が自らに戒めとして言い聞かせている言葉でした。
「自分一人で抱えてしまっては、チームは自分の力量以上にはならない。」
真の意味での「チーム全員の力を合わせる」とはどういうことなのかを、GLAYのインタビューで改めて振り返ることができました。