小学生の授業です。
「わかった人~?」と先生が聞くと
「は~い」と手を上げる生徒たち。
でも、テストの平均点は好ましくない。
先生は呟きます。
「子供たちって、分かってなくても勢いで手を上げるのよね。」
でも、子供たちの勢い問題をちゃんと解決している先生もいます。
「わかった人~?」
「は~い!」
「じゃあ、A君、もう1回、どんなだったかみんなに話してくれる?」
「えっとぉ・・・ わかりません!」
そう!コレです。コレ!
どう理解したのか「自分の言葉」で話してもらうのです。
小学校の授業では、先生たちはちゃんとやっている。
ところが大人の世界では意外とこれをやっていないのです。
「全然、伝わらないんだよな」
「『わかった』『質問ない』って言うくせに、本当は全然分かってないことしょっちゅうある」
「私の伝え方が悪いのかなぁ」
「何回言ったら伝わるんだろう」
こんなお悩みのマネージャーさん達に決まってお伝えすることは
前述の小学校の授業です。
「自分の言葉で言ってみて」
コレ、私は研修やワークショップ、コンサルテーションでも多用します。
ちゃんと伝わっているか、理解度を確認するのに最適だからです。
ちなみに、自分が他人から聞いた話の理解を確認したい時には
自分に応用します。
「すみません。〇〇〇という理解でよろしいですか?」
知ったかぶりしたり、これくらい伝わるだろう、とか
そう思って一瞬の手間を惜しみ、後で「なんだかなぁ・・・」となるよりも
ほんのちょっとのコトで後がスムーズにいくのなら、
それをやらない手はないと思うのです。
「自分の言葉で言ってみて」
なかなか優秀なフレーズですよ♪