マネジメント・リーダーシップ

決断に迷った時に考えること

人生は選択の連続です。
私たち人間はなんと、1日に35,000回もの決断をしているのだそうです。

お昼は何食べよう。
トイレに行きたいけど後にしよう。
これは言わない方がいいかな。

など日常の小さなことから、ビジネスにおいては難しい決断まで様々です。
仕事の幅が広がり、ポジションが上がれば
その決断の難易度も一層上がります。

A課長とB課長のどちらを次の部長に昇進させるのか
新規プロジェクトのテーマはA案とB案どちらにするか
新たなオファーにイエスかノーか

選択に迷い、どちらにするとも決め難い時は、
必ず、その目的に立ち返りましょう。

A課長とB課長のどちらが優れているかではなく、
未来の会社を創っていく次の部長に求められている用件は何か。

新規プロジェクトに取り組む真の目的は何か。
その目的を満たすのはAか、B か、はたまたどちらでもないのか?

多くの場合、その目的を振り返ることで
選択は自ずと見えてきます。
それでも迷う時、私はいつもこんな風に考えています。

「この選択が世界中にトップニュースとして配信された時、
堂々と胸を張って理由を説明できるか」

嘘やゴマカシがどこかにあったり、
言葉にうまくできなくても、何か引っかかるような後ろめたさがあるならば、
その決断は見直した方が良いでしょう。

選択には、「する」選択だけでなく、「しない」選択もあります。
それらも含めて、どこにも誰にも恥じることがない、
自分なりの理由が明確に存在するか。
それを自分に問いかけましょう。

ビジネスにおいて、選択と決断の機会が多くなるということは
それだけ、あなた自身の存在感が増してきており、
必要とされるリーダーであるということです。

人生は選択と決断の連続です。
コレ!と決めたら、あとは迷わない。
正しかったかなぁ。本当にこれで良かったのか。
とくよくよするのは時間の無駄です。
先行き不透明な変化の時代。
決断の成否など、誰にも分り得ません。
正しい選択などこの世に何一つ存在せず、
その選択を正しくするのもしないのも、すべてはあなた次第なのです。

決断に迷ったら、目的に立ち返りましょう。
それでも迷ったら、世界トップニュースに配信されている自分を想像し、
恥ずべくは微塵もないかを自分自身に問いかけましょう。
そして、決めた後は、迷わない。
その決断を正解にすべく、ひたすら行動あるのみです。




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