マネジメント・リーダーシップ

相手に変化を求める時に大切な3つのこと

他にもっと良いやり方があるのに。
もう少し工夫するともっと良くなるのに。

相手の「今」に対して、別の何かを提案したり変化を求めたい時、
相手もそれらを求めている状態なら聞く耳を持ち、
「とりあえずやってみよう」と受けて入れてくれるかもしれません。

しかし、相手にその気持ちが全くない時、
自分に変化の必要性を感じていない時、
そもそも人は変化を厭う傾向が強いので、
「なんで変えなきゃいけないの?」
「別に困ってないのに、ほうっておいて」
と拒否感や嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。

相手に変化の提案をできるだけ受け入れてもらえるために気をつけたい
3つのポイントがあります。

1.相手を知る
2.理由を明確に伝える
3.比較しない

1.相手を知る

どんな場合にも相手をよく知ることは不可欠です。
あなたや周囲にとってのベストも、相手にとってそうでない場合があります。
苦手を提案することになるかもしれません。
あなたが気づいていない状況が他にあるかもしれません。

孫氏も言うように「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。
「知っているつもりで、実はよくは知らなかった」とならないよう、
まずは相手をよく知りましょう。

知った上で、あなたの提案が相手にとって真にベストかどうかを考えましょう。

あなたにとってのベストが相手のベストとは限りません。
その判断は、相手をよく知ることでしか分かり得ません。

2.理由を明確に伝える

あなたの提案を受け入れた方が良い明確な理由に
理屈の上でも心理的に納得できれば、その提案を拒む理由はありません。

「これでみんな上手くやってきているから、君もそうして。」
「自分はこれをやって良かったから君もやった方が良いよ。」
これらは、何の説得力もありません。

重い腰を上げようと思うには、プラスの現実が未来になけければそう思いません。

それをした方が、今よりもゴール到達が早くなる。
今よりも困難が少し増すけど、今よりもゴール到達地点が高くなる。
今のやり方もマズくないけど、こちらの方が更に良い状況が生まれる確率が高い。

避けたいのは、今やこれまでを否定することです。

それじゃあ上手くいかない。
時間がかかるばっかりだ。

現実にそうであっても、今やこれまでを否定した時、
「自分自身を否定された」と相手が感じてしまっては元も子もありません。

今やこれまではともかく、「こっちがいいと思うよ。なぜならね。」と
better choiceを提案するのです。

3.比較しない

A社はこれで上手くいっているんだから、当社もこれでイケるはず。
Y君のやり方を見習って、君もやり方を変えた方が良い。

上手くいっている人や組織から学ぶことは大切です。
しかし、それをそのまんま真似るのは、相手をよく知った上で、
本当にそのまま真似ることが正しいかどうかの判断をしたうえでのことです。

何か提案を受ける時、人が一番イラっとしたり拒否感を覚えるのは、
誰か(何か)と比べられて、
「だから、君もそうした方が良い」と言われることだそうです。

私は私、あなたはあなた、A社はA社、Y君はY君。
比べて真似るのではなく、
あくまでも個人を知って、その上での最善(またはより良い方)の選択を
促さなければいけません。

「いくら言っても、頑固だから受け入れないんだよね」

あなたが誰かに対してこんな気持ちを抱く時、
「相手を知る」「理由を明確に伝える」「比較しない」の3つが
十分かどうかを検証してみてください。
意外な盲点は「相手を知る」です。
状況や事実のみを知るのでなく、相手の気持ちや価値観を知るなど、
知っているからこそ工夫できるアプローチの仕方があるというものです。

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