モーレツ上司を否定はしませんが、往々にしてありがちな、
モーレツ上司が自分の部下にもモーレツぶりを無意識に求めるのは
違うと思います。
昭和の上司はそれで良かったのかもしれません。
しかし、令和の今、それをしたら、おそらく99%の確率で
モーレツ上司は嫌われ上司となってしまいます。
モーレツな働き方が間違っているのではなく、
時代の価値観にそぐわない、
ただそれだけです。
時代が変われば価値観は変わる。
価値感が変われば関わり方は変わる。
ですから、時代が変われば、
部下育成の効果的な関り方も、当然変わって然るべきなのです。
(だって、昔の部下と今の部下とでは価値観そのものが全然違うのですから)

ヤクルトスワローズの高津臣吾監督が1軍監督を引き受けた時に
ダントツ最下位のチームを勝てるチームにするために
すぐにできる最初に行ったこと。
それは、クラブハウスに来るのが毎日楽しみ、来たい、と選手に思ってもらうこと。
そのような雰囲気づくりをコーチ陣、スタッフたちと共に
創り上げたことだそうです。
プロなのに、何を甘い事を!
と思う人がいるかもしれません。
もっとビシッと、厳しさが足りない!
とピーンと張りつめた緊張感を求める人もいるでしょう。
しかし、プロと言えども選手は平成生まれのイマドキ価値観を持った人の集まりです。
「プロと言えども野球を楽しんでほしい」
と、プロの世界の厳しさだけを強調するのではなく、
選手たちの価値観に合ったチーム作り、風土づくりは
大いに見習うべきところがあるでしょう。
あなたがモーレツ上司だったとして、その価値観は決して否定しません。
それは、あなたの大切な価値感であり、尊重されるべきものです。
しかし、令和の今は、モーレツぶりは受け入れられることが少ないということは
認識しておかなければいけません。
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