マネジメント・リーダーシップ

メンバーが自分の意見を言わないリーダーの特徴

メンバーに自主性や意見を求めるリーダーはとても多くいます。
しかし、メンバーが意見を言わなくなる、依存体質になる理由が
リーダー自身にあると気づいているリーダーは、実はとても少ないものです。

メンバーが改善提案をした時、新しい要望をした時、
あなたはどんなふうに返事をしていますか?
よほどダメな意見でない限り、
それがあなたの「好み」とは少し違っていても、
メンバーがせっかく発した意見を受け止める度量を持ちたいものです。

「それは〇〇だから必要ないと思うよ。」
「それはまだ時期尚早だからもう少し後が良いんじゃないかな。」

どんなに笑顔でソフトに言ったとしても、
メンバーのせっかくの意見をあなたは否定しています。
これではメンバーは意見を言うのを止めてしまいます。

「リーダーの意に沿った意見じゃないと取り上げてくれないし。」
「どうせ否定されるんだから、言う通りにした方がいいよ。」

メンバーが依存体質になる、意見を言わないのは
考えていないからではなく、あなたに原因があるのです。

メンバーの自主性や発信を求めるのなら、
まずはあなたの懐を今以上に大きくしましょう。

どっしりと構えて、多少、すっ飛ぶような意見であっても
大火事にならない限りはやらせてみる、取り上げて経験させてみる
そんな器の大きさを示しましょう。
あなたが望むやり方と違っていても、目的やゴールが同じであれば
メンバーのやり方を尊重する懐の深さを見せましょう。

そうすることで、メンバーは、自分の意見が取り入れられる面白さ、
それに伴う責任や塾考の必要性を学び、どんどんと成長していくでしょう。

メンバーに自主性や自分の意見を求めるならば、
あなた自身がまず、自分の人としての器を大きくすることが必要なのです。


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