マネジメント・リーダーシップ

リーダーに必要な覚悟~できるメンバーをきる

どんなに知識や技術が優れていて仕事がデキる部下であっても
チームの価値観に反したり、
人としての思いやりや倫理観に欠ける行動を取る部下は
決して見逃してはいけません。

業績が落ちる、成果が出なくなることを恐れて
このような部下の「自由」を決して赦してはいけません。

それをしてしまえば、あなたのチームはいわゆる無法地帯。
仕事がデキれば、結果さえ出していれば何でもOKの場所。
デキル人が偉くてデキない人は発言権さえもない、
そんな残念なチームになってしまいます。

トップ営業マンでチームの稼ぎ頭であっても、
コンプラ違反をしたならば厳しく罰する。
必要であれば懲戒も厭ってはいけません。
間違っても被害者の口を塞ぐようなことをしてはいけませんし、
お茶を濁す程度の注意でなかった事にするようなことをしてはいけません。

技術の中心者であり、
彼・彼女がいなければ生産がストップしてしまうような重要業務を担っている場合でも、
人としての行動に間違いがあれば指摘する、
彼・彼女に皆が委縮しているようならスタンスを改めるよう指導する。
幾度伝えても、諭しても態度が改まらないのであれば、
厳しい決断をすることを恐れてはいけません。

リーダーには「泣いて馬謖を斬る」覚悟が必要です。
たった一人のデキる人物の結果が欲しいばかりに、
全体を沈滞させることがあってはなりません。

あなたには馬謖を斬る覚悟がありますか?
斬る必要がないよう、常日頃からチームの価値観や人としてのあり方を
メンバーに嫌というほど説き続けていますか?

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