人間だれしも不安になることはあります。
厄介なのは、それまで何も感じていなかったのに、
突如、不安に襲われた時です。
契約は打ち切りきと言われるかもしれない。
先日の訪問で嫌われたかもしれない。
メンバー全員が本当は全く納得できていないかもしれない。
今期評価は大幅ダウンかもしれない。
こんな時、事象の後ろに「〇〇かもしれない」が必ずつきます。
「〇〇に違いない」とネガティブパワーアップになっているかもしれません。
予測に基づく心配や不安は心の準備状態が少なからずあるので
気持ちの揺らぎは小さなところから始まります。
一方、突如の不安は無防備な状態を襲われるので
気持ちは大きく揺らぎ、そのため
とても大きなことに感じてしまう場合があります。
つまり、突如、不安に襲われた時、
必要以上に大きく深刻なものと受け取っている可能性があるということです。
こんな時は、不安(感情)に惑わされるのではなく、
その正体を突き止めるべく、
「何が自分を不安にさせるのか」と自らの思考をコントロールしましょう。
感情はコントロールできなくても思考はコントロール可能です。
不安の正体を確認し、それをやっつける、または最小限にする行動を考え、
そこに向けて行動あるのみです。
不安は感情であり、気合で何とかなるものではありません。
不安をコントロールしようとするのではなく、
思考と行動をコントロールすることで、
不安という感情に、間接的に影響を与えることができるのです。
人は感情の生き物です。
それは素晴らしいことですが、時に、その感情が人を混乱に陥れます。
自らの感情を直接コントロールすることはできなくても、
思考と行動をコントロールすることで、
感情のコントロールがある程度は可能となるのです。
突如、不安に襲われた時。
そんな時ほど自分を俯瞰して、思考と行動に集中してみましょう。