「これはどういう意味だろう」
「どんなふうに考えるとそこへたどり着けるかな」
そうやって考え続ける人と、
「わかりません」と考えるのをやめてしまう人。
前者の場合には、私はただ黙って待ち続けます。
後者の場合には「ちょっと考えてみて」と促して、同じく待ちます。
考えるということは、すなわち自分と向き合うこと。
自分と向き合うことは、
時に大変だったりしんどいことだったり辛いことだったりします。
それでもしっかりと向き合うことで何かが始まる。
外から「あーだこーだ」と言われたことではなく、
自らと対峙したことでわかることや見えてくることこそが
本当の答えなのだと思います。
「ほらね、私の思った通り」
「そういうのはたいていこうなんだ」
「私の知ってる人もそうだもの」
こんな言葉で相手の思考を遮る権利は
マネージャーにもコンサルタントにもありません。
ただ黙って相手を見守ること。
それこそが最も大切なことです。
あなたは「沈黙」を大切にしていますか?
メンバーの考える時間を奪っていませんか?