成長が止まっていたり、パフォーマンスが上がらないメンバーは、「頑張ります!」とは言うものの、あれもこれもと手当たり次第に手をつけて、どれもうまくいかなかったり、そもそも何をどのようにすれば良いのか実のところは分かっていない、ということがよくあります。
そんな時は、メンバー自身に、「うまくできていること」と「うまくできていないこと」をできるだけ詳細にリストアップしてもらってください。
自分は何ができていて、何ができていないのか。
まずはしっかりと自己認識してもらうことが大切です。
ここで上司が、これができていない、あれもできていないと、決して口出ししないことです。
あくまでもメンバー本人が自己評価することが大切です。
つまりこれは、現状の能力と行動をメンバー自身が客観的な尺度で評価するプロセスなのです。
「できていること」と「できていないこと」に切り分けが出来たら、「うまくできていること」はそのまま伸ばしていけば良いので、そこを認めた上で、更なる応用例や成長の方向性を、質問を通じて共に探求すれば大丈夫です。
「できていないこと」は、成果へのインパクトが大きいこと(影響大のモノ)の中から、最初の一歩として取り組みやすいものを優先順位付けし、順番に取り組みます。
日々、この取り組みをしっかりとフォローしてあげましょう。
できないことがたくさんありすぎて自己否定に陥っていたり、諦めてしまっているメンバーには言ってあげてください。
「できない事の中に『可能性』があるんだよ」と。
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