「去年もそうだったよね。」
「あの時も言ったよね」
「前もそうだったじゃない」
ついつい言ってしまいがちな「過去を蒸し返す」言葉。
言っているあなたは注意喚起したい、初めてじゃないんだから気をつけようよ
という思いかもしれませんが、
言われている方はたまったものではありません。
確かに以前にミスをしたし、間違えたこともある。
しかし、何も考えずにボーっと過ごしていたわけではなく、
考えて行動したけれど、
「うまくいかなかった」と同じ結果になっただけで、
その過程の思考も気持ちも行動のレベル感も違うのに、
結果だけを見て叱責。過去を蒸し返されたらやる気喪失どころか、
言った相手を恨みたくさえなるというものです。
何度も同じ失敗を繰り返したとしても、
当の本人は繰り返さまいと必死で努力しているかもしれません。
何度も同じ失敗や間違いを繰り返したとしても、
それらはオオカミ少年とは全く別物です。
だから、どうかマネージャーは過去のことを持ち出さず、
その都度、言葉を選んで話しかけてあげてほしいのです。
「今」だけに注目してあげてほしいのです。
過去のネガティブな事柄を持ち出すのはやめて、
「今」を見つめることにしたいものです。