「リーダーとして自分は頼りないので、
逆にみんなが頑張ってくれる。」
こう謙虚に話すリーダーがいます。
しかし、すべての頼りないリーダーに対して、
メンバーが頑張るかと言えば「否」です。
「頼りない」がメインではなく、メンバーが頑張る理由が必ずある。
メンバーが頑張らないのは、頑張りたくない理由が必ずある。
それだけです。
このリーダーに対してメンバーが頑張るのは、
リーダーが常に利他であること。
どんな逆境に陥っても、常にメンバーファーストであること。
メンバーを思う熱い想いが十分に伝わっているからこそ、
少し頼りないと思うところがあっても、
メンバーがリーダーを支えたいと思うのでしょう。
嫌いなリーダーのために頑張るメンバーはいません。
リーダーが優秀だからメンバーが頑張るのでもありません。
メンバーが頑張るのは、何より自分のためです。
その「自分のため」の中には、「好きな人の役に立ちたい」という思いも
含まれます。
「自分びいきなリーダーのために頑張りたくはない」という思いも
含まれるでしょう。
メンバーが頑張るのは、リーダーが優秀だからでも、
メンバー自身だけのためでもありません。
このリーダーと一緒に頑張りたい。
このリーダーを支えたい。
このチームが好きだ。
このチームで成長したい。
このような思いが強い後支えとなって、メンバーの背中を押すのです。
メンバーの頑張りがイマイチだと嘆く前に、
リーダーであるあなた自身が、メンバーに対してどれだけ利他であるか
まず自分のスタンスを振返ってみましょう。
あなた自身がメンバから見て、一緒に頑張りたいと思うリーダーであるか、
この人の力になりたいと思うリーダーであるか、
自らを振返ってみましょう。