人間力

理不尽な言葉にどう向き合うか:リーダーの選択

誰かから心無い言葉を浴びせかけられる。
陰でネガティブキャンペーンを展開される。

理不尽や納得のいかない悪口や嫌味に遭遇することは、誰にでも訪れうることです。

こんな時の最善の選択は「相手にしない」です。
それは、我慢するという意味ではありません。

自分にとってネガティブな情報に触れる時、誰しもが感情に揺らぎが生じます。
その感情のままに行動に出ることは、ネガティブを発信している相手と同じ土俵に立つということ。
すなわち、同じレベルにまで自らを貶めてしまうということです。

「我慢する」のではなく、自らの品格を保つために「相手にしない」という選択をするのです。

若い頃、事あるごとに私にこのことを諭してくれた先輩がいました。
同僚から思いもよらない非難の言葉を浴びせられた時。
根も葉もない噂を立てられた時。

苛立つ私に、先輩は常に「相手と同じところまで自分を落とすな」と説いてくれました。
「言えない」のではなく「言わない」という、自らの意志による選択。
これは、その後の私に、「品格」「人としての強さ」を教えてくれるきっかけになりました。

感情のマネジメントというと、「我慢する」というイメージに捕らわれがちです。
そうではなく、「『しない』という選択」を自らの意志で「行っている」と再定義することで、気持ちにゆとりが生まれるのではないでしょうか。

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