かつて、私はフィードバックをされるのが好きではありませんでした。
良いフィードバックでも素直に受け取ることが難しかったし、
そうでないものは、自分自身を否定された気持ちになり、
反発したり、逆に黙り込んだりしていました。
フィードバックする側の伝え方もあったかもしれませんが、
やはり、受ける側の私自身に問題があったのだと今は思っています。
それは、「評価されている」と思っていたことです。
フィードバックする側がどう思って行っているかはさておき、
フィードバックは評価ではありません。
フィードバックは、「他人からはどう見えているか」の客観的情報であり、
自分だけでは気づくことが難しいモノもたくさん含まれます。
フィードバックは、成長するための「刺激剤」であり、
一度は受け止め、受け取るかどうかを冷静に吟味して、
自分に必要だと思ったモノは、ありがたく受け取らなければ損というものです。
他人からのフィードバックに素直に耳を傾けることは、
成長のための良き刺激を正しく受け取っているということです。
耳をふさぐのは、自ら成長の後押しを断っているに等しいでしょう。
フィードバックは、あなた自身を評価しているのではなく、
「私にはこう見える。こう感じる。」という、
他人からの印象にすぎません。
しかし、そこには成長のエッセンスが山ほどあるはずです。
フィードバックを避けたり疎んだりするのではなく、
喜んで受け取る人こそ、
どんどんと成長していく人なのだと考えます。