人間力

言葉と人格の関係

会議やミーティングで難しい表現を使ったり、
プレゼンテーションで専門用語や横文字を多用する。

このような人たちを否定はしませんが、
このような話し方ができる人がスゴイかと言えば、
必ずしもそうではありません。

大切なコトは、その場にいる人、話を聞いている人が皆、
理解できる表現をつかっているかどうか、ということです。

新人や若手が多い場で難しいビジネス用語を使い、
「これくらいはわかるようになれ」のメッセージだと思うのは、
伝える側の傲慢以外の何物でもありません。
覚えるべきことは覚える。
伝える際はわかりやすく伝える。
モノゴトのけじめをつけなければ、無駄な混乱を招くばかりです。

海外研修生や帰国子女が多い職場で
四字熟語や故事を多用する。
そんな四字熟語、私も知らない。と思うこともあり、
「それってどう意味?」と私なら聞けるかもしれませんが、
彼らはただ、意味が分からず、日本語が理解できないことで
悩みを大きくしてしまうかもしれません。
それはリーダーとして、人として、思いやりや優しさに欠けており、
仲間やメンバーの信頼を失う行為にも等しいでしょう。

常々思うことは、
言葉ほど大切なものはないということです。

使う人の言葉でその人の心が分かり、人格さえも分かります。
どんなに笑顔を装っても、
あなたが使うその言葉に、あなた自身がにじみ出るのです。

使う言葉は選びましょう。
難しいことは何もありません。
伝える相手へ、ほんの少しの思いやりがあれば、
自然と言葉は決まります。

言葉はあなたの心を表します。
心を磨きたければ、言葉を磨きましょう。

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