マネジメント・リーダーシップ

部下は上司の成績表

子を見れば親が分かると言いますが、部下を見ると上司のおおよそが分かります。
それは仕事ができるできないなどの単純な事ではありません。
困った時にどう対応しているか、仕事やお客様に対する考え方、指示に納得できない時の振る舞いなど、もちろん個人の性格が大きく影響する部分もありますが、それらには上司の日頃の部下やチームへの接し方、価値観などが大きく反映され、彼らの言葉の端々に上司の影が好むと好まざるとに関わらず見え隠れするのです。

つまるところ、部下が育つもそうでないも、個人のポテンシャルはさておき、ある時点からの伸び幅を考える時、順調かそうでないか、いつまでたっても成長の兆しが見えないか、確実に進んでいるか、それは部下本人の努力は勿論ありますが、それらは上司の成績表に等しいと言っても過言ではありません。

先日、あるチームのメンバーさんたちと久しぶりに話をした時、その一人一人の表情が見違えるほどイキイキとしていることに気づきました。
ずっと成績が低迷していた人も、今期は絶好調とのことです。詳しく聞いてみると、上司の対応がすごく変わったようです。
上司の言動が変わることで部下に良い影響を与え、その結果、成績も上向いてきたということです。

・ 部下が日々、前向きにやりがいを持って仕事に取り組めているか。
・ 協力関係を築けているか。
・ 失敗や困りごとを隠さず皆が適切なコミュニケーションを取り助け合えているか。
・ チームで自分の存在価値を見出せているか。

これらはすべて、上司の関り方次第でいかようにもコントロール可能です。
チームの状態や部下の動きは、上司である自分自身への「成績表」と受け止めましょう。

部下の成長が停滞しているなら、自分の関わり方を見直すチャンスです。
順調に育っているなら、部下に感謝し、さらに質の高い関わりを目指しましょう。
リーダーの影響力は、思っている以上に大きいのです。

『組織を強くする実践知』
 最新記事をメールでお知らせ!

 ✔ 無料 
 ✔ いつでも解除OK
  こちらから登録してください!
  リーダー育成・組織開発の最前線から、あなたのビジネスを加速させる実践知を毎日お届けします。 

タイトルとURLをコピーしました