誰だって変わることができる

大人の学びは「知った」次の行動で決まる

「計算問題はできるのに、文章題は苦手」だと応用力が身についていないとよく言います。応用というよりも、活かし方、考え方を知らないのかもしれません。

大人の学びは、知識教養を身につけることが目的ならば、「覚える」ことに注力すれば良いのですが、多くの場合、それらを仕事や現実に活かすことを目的としています。その場合、文章題をすらすら解けるように、覚えた知識を活用できなければいけません。
それらは本を読んだり講義を受けただけではなかなかできるようになりません。実際の場面で活用してみるのがベストです。しかしほとんどの場合、そのような場面が都合よく毎回毎回現れるものでもありません。ではどうすれば良いか。
一つ習得したら、自分の身近に想定・活用できる場面を思い描き、実際にシミュレーションしてみるのです。

本を読んで「〇〇理論」を学んだら、その理論を使って職場の問題解決を考えてみる。理論をあくまでも考えるためのフレームワークなので、知っているだけでは何の意味もなく、活用して価値が初めて生まれます。「〇〇法の判例」を学んだら、職場でそのような事象が起きる可能性は潜んでいないか、判例に基づいてどんな改善をすべきかを考えてみる。

一つ一つ、覚え知ったことを現実の事柄に当てはめて活用シミュレーションして、ようやく「知った」と言えるのです。

「せっかく学んだのに上手く活かすことができない」という場合、その多くは知識を習得しただけで、それを現実に活かすイメトレやケーストレーニングをしていないからです。
学習法を間違えていた!と思うなら、本を読んで終わり、講座を受けて終わりではなく、その次に自分の職場や身近な課題に当てはめて、学んだことを活用して考えてみましょう。そうすることで、学んだ事柄は面白いほどにあなたの実になる事でしょう。

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