人間力経営幹部育成

トップに絶対必要な能力はコレ

決断力、広い視野、将来展望、ビジョンや戦略策定能力

ポジションが上がれば上がるほど、様々な能力を求められます。

しかし、「コレを欠いては絶対にダメ」という能力があります。
「次は誰がふさわしいですか?」と顧問先経営者様から問われた時、
私は必ず、この能力があるかないかをベースにお答えしています。

それは、彼・彼女に人がついてくるかどうか です。

究極を言えば、
戦略策定も将来展望も、優秀な参謀がいれば何とかなります。
外部コンサルタントを利用しても良いでしょう。

しかし、「人がついてくる」という事象は、誰も代わることができません。
トップに人がついて来ない組織は、いつ空中分解しても不思議でない不安定な組織です。
順調に物事が進んでいる時は良いですが、
逆境の時、先行き不透明な時、人がついて来ないリーダーに誰が苦労を共にしたいと思うでしょうか。

人がついてくるリーダーであれば、
苦難に会ってもメンバーと力を合わせて乗り越えていけるでしょう。
メンバーのアイデアや考えを取り入れ、奢ることなく進んでいけるでしょう。

人がついてこないリーダーであれば、
メンバーからの意見具申は少なく、
イエスマンかやる気が見えないメンバーが目立ち、
リーダーは自分の判断が正しいかどうか疑心暗鬼に陥ったり、
メンバーの言動に物足りなさを感じて、ますますチームはマイナス方向へ向かいます。

この人についていきたいと思う
人が人を慕う
その理由は様々です。
ただ、共通して言えるのは、
愛情深く、偉ぶらず、鎧をまとっていない人だということです。

トップに必ず必要な能力は、「人がついてくるかどうか」です。

そのためには、自分自身の人としての魅力を磨くことです。
時には自分に対する批判的意見にも耳を傾け、
自分の人としての魅力がいかばかりなのか、振返ってみることも大切です。

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