あなたは日頃、メンバーに対してどのくらい感謝を示していますか?
メンバーが結果を出したから感謝する
彼らが一生懸命努力しているからその努力に感謝する
あなたの感謝の基準がもしこうならば、
あなたはメンバーから真の信頼を得ることは難しいでしょうし、
尊敬も得られないでしょう。
もちろん、メンバーがあなたに心から感謝することもないでしょう。
人間は感情の生き物であり、
良くも悪くも感情があることにより色々な影響を受けます。
怒っている人がいると空気がピリピリしたり、
沈んだ人がいると澱んだり。
目には見えないけれど、人の感情は伝播して
チームに影響を与えるます。
特に、リーダー(上司)がメンバーに与える影響力は大きなものがあります。
あなたが何かしらの理由で機嫌が悪く仏頂面していれば、
部下はあなたに安心して相談をすることはできません。
しかし、私たち人間は残念ながら毒素を出してしまう生き物であり、
全く毒を出さないようにすることは、
悟りの境地にでも至らない限り、凡人には難しいと思います。
吐き出され、充満した毒素によってチームは新鮮な酸素が欠乏常態に陥ります。
酸素がないところではやる気という火も前向きという火も燃えません。
チームの空気を浄化しない限り、どんなテクニックも通用しないのです。
この毒素を浄化する最大効果を発揮する解毒剤は「感謝」です。
感謝は、部下が結果を出した時にのみ行うのではなく、
常日頃、チームの空気を浄化するのに役立ち、
メンバーのやる気を引き出す最良最大の妙薬です。
「みんなのお陰でリーダーでいられる。
ともに目標に向かって歩いてくれてありがとう。」
「いつも頑張ってくれてありがとう。
あなた努力が私を奮い立たせてくれる。
私ももっと頑張るよ。」
感謝は特別な時に言う言葉ではなく、
普段から伝えるべき言葉であり、
あなたが相手をどのように見ているか、捉えているか
あなたの心を映す鏡なのです。