指導・注意しているつもりが、感情的になって、必要のないことまで口走ってしまった。
「そんなことだから、お客様から信用されずに成績が上がらないのよ」
「だから昇格推薦できないのよ」
女のヒステリーはキーキーうるさくて誰もが嫌なものだけど、
当時の私はまさに、ヒステリー状態だったかも。
それでも「あ、やってしまった」と思い、当たってしまったメンバーとの営業帰りに、
おしゃれな喫茶店に立ち寄って、お茶とケーキを「今日は私のゴチだから」と振舞うのだけど、
素直に「ごめんなさい」が言えない。
メンバーからしたら 「余計に怖い、なんか下心あるの?」 と思ったに違いない。
感情的になると言えば、自分が期待した返答が返ってこない時も感情的になってた。
「どうしてそういうことしか言えないの?」
「反省してください」
鬼のようなことを平気でメンバーに言っていた。
「反省しています。申し訳ありません」とメンバーは即答してたけど、
そこに気持ちは全く入ってなくて、
早くこの修羅場から逃れたいと思っていた に違いない。
そんなメンバーの態度が気に入らなくて、ますますヒステリーが酷くなる。
女のヒステリーはみっともないと思いつつも、
自分で自分の感情をコントロールできない状態に陥ってしまうことが度々あった。
当時の私の思考・感情
- こんなに一生懸命やってるのに、どうしてあなたたちは、片手間にしか仕事をしないの?
- 私の言うとおりにやっていれば結果が出るのに、どうして言うことを聞かないの?
今だから言える教訓
✔ 自分が正しいと思い込んでいた勘違いモンスターだった。
★ メンバーにも 「感情」「言い分」「事情」 があるなんて、まったく思いもしない 自分勝手野郎だった。
✔ 感情に任せた指導は逆効果。
★ 言葉にしなくても、部下には「自分が評価されたいだけ」と伝わる。
✔ 謝れない上司ほど、部下との信頼関係を壊す。
★「ごめん」と言えないことが、一番の問題だった。
あなたはどう?
部下を感情的に叱ってしまったこと、ありませんか?
その時、部下はどんな気持ちだったと思いますか?