私は、めちゃくちゃ嫌われていた。
というのは、マネージャーになったばかりの頃の話。
当時は法人営業のマネージャー。
とにかく「報連相」を徹底させることが大事だと思っていた。
毎日のセールスレポート、報連相の徹底。
「ちょっと教えて」「〇〇の件、どうなった?」
メンバーが報告してこなかったら、すぐにこちらから連絡。相手の都合なんておかまいなし。
でも、後から聞いた話だと、私のことは
「細かい・うるさい・自由度を与えてくれない・監視されている気がする」
と陰で言われていたらしい。
当時の私の思考・感情
- マネージャーなんだから、全部知っておくべき!
- 失敗させないためには、こまめに状況を把握しないと!
- 結果が出れば、みんな嬉しいはず!
だから、「報連相を徹底させるのは正しいこと」と信じていた。
今振り返ると、完全に 「自分が正しい」「メンバーのため」 と思い込んでいた。
でも実は… 「自分が結果を出したい、評価されたい」 という気持ちが一番強かったんだと思う。
自分の行動が、メンバーの やる気を奪い、信頼を失わせていた なんて、
当時は全く気づかなかった。(今思うと恐ろしい…)
今だから言える教訓
✔ 報連相は大切。でも、全員に同じレベルで求めるのは間違い。
★ 熟練度や経験に応じて、適切なバランスが必要。
✔ 過保護はメンバーの成長を奪う。
★「手助けしているつもり」が、実は「メンバーの成長機会を奪っている」こともある。
✔ 自分の評価ばかり気にすると、信頼は得られない。
★「チームのため」と思いながら、実は「自分が評価されるため」の行動になっていないか?
あなたはどう?
もしかして、部下に細かく報告を求めすぎていませんか?
知らず知らずのうちに、「監視されている…」と思われているかもしれませんよ。