1通のメールが届いた。
差出人は、先日、私が社外CHROの選考を辞退した企業。
報酬は魅力的だったけど、選考過程と何でもAI傾斜に違和感を覚えての辞退だった。
メール件名は「選考結果のご連絡」。
ん?と思って開いたら、そこには、「厳正なる選考の結果、今回はご縁がなく…」
という、まさかの「お祈りメール」。
いやいや、辞退したの、こっちですけど!?
しかも「フィードバック」付き!?
「信念を持って行動する力が高く評価されました」
→ ええ、それで辞退したわたしの決断がこれです。
「事が起きる前に見抜く力に、今後の成長を期待」
→ まさに今回それ発動しました、ありがとうございます。
いかにもAIが回答しましたいうフィードバック。なんなんだ?!
効率化と、人としての「けじめ」。
AIを活用すること自体には賛成。
でも、「誰が辞退して、誰が選ばなかったのか」が不明瞭なまま、
テンプレでお祈りメールが届くのは、どうなんだろう。
せっかくなら、「ご辞退ありがとうございました。
選考データも今後の改善に活かします」と言われたほうが、
よっぽど「またご縁があれば」と思える。
人事にこそ、「人の体温」が必要だと、あらためて感じた出来事だった。
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