誰だって変わることができる

手段思考と目的思考

今、取組んでいるコトの目的や意味を
どれくらい理解できていますか?

その仕事はなんのため?
なんのため?
なんのため?

突き詰めていくと、
「全社のため」「お客様のため」「世の中のため」「自分のため」
となっていくのだけど、
日頃の忙しさや煩わしさにそんなことは忘れてしまい、
何も考えずに、
その事柄を完結させることが目的となっていませんか?

「『できない』なんて一言も言っていないのに、
『いつもお前はできないとばかり言う』と、今日も叱られた。」
としょんぼりな彼。

お客様へのサービス改善を目的に
ある取り組みを指示されたのだけど、
その取り組みはどう考えても無理がある。

本人は、「取り組みが無理」と言っているつもりでも、
言われた上司は「サービス改善なんて無理」
と捉えてしまう。

「取り組みが無理!」
ではなく、
「その取組みは難しいから、別案の方が効果的だと思います」
と言えると良かったね。


自分がすっかり手段思考になっていて、
「取り組みは無理!」とだけ吐き捨て、
本来の目的を忘れていたことに気がついた彼。
目的や意味はどんな時にも忘れちゃいけない。
自分の発信の仕方が誤解を招いて、相手も自分も不愉快になっていた。

「あ!そういうことか!!!」と深く納得。

もちろん、上司の方も
「お前はいつも・・・・・」
ではなく、
「じゃあ、何だったら可能かな?」
と目的を思い出してもらう質問ができたら良かったのだけど。

ついつい人は、手段思考に陥りがち。
一生懸命にやっていればやっているほど、目的を忘れてしまう事もよくある。

手段思考が悪いということではなく、
手段思考と目的思考、正しく使えれば正しく機能する。

今、うまくいっていないなら、
一旦立ち止まって、
「今、自分はどっちかな?」「これであってるかな?」
と考えてみることが大切だと思う。


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