誰だって変わることができる

経験こそ価値。学びの本質を考える

私が企業研修やワークショップで使う資料には、ご多分に漏れず copyright が入っていますが、
実際のところは、「フリー」です。

「これ、真似しても良い?」とコンサルタント仲間に言われることもありますが、
答えはいつも「どうぞ、どうぞ、使ってね」です。

なぜなら、
文字情報は似たようなものが世間に溢れている。
本当に大切なのは、そこに乗る「経験」や「その人ならではの視点」だと
思っているからです。

もちろん、資料は見やすく工夫していますし、表現にもこだわっています。
しかし、もっと洗練された情報が世の中には溢れています。
今の時代、ネットを検索すれば、私の資料よりも優れたものが山ほど出てくるでしょう。

それでもお客様が私にご依頼くださるのは、
ネットや書籍で手に入る情報を求めているのではなく、
私がこれまでの経験から得た学びや気づき、そして、
その時々のお客様に合わせて私が判断し、お伝えする「私オリジナルの価値」を
評価いただいているのだと自負しています。

実際、「講師の尾藤さんは良かったけど、テキストはイマイチ」
なんて評価をいただくことも、決して珍しくありません。

秀逸なテキストが欲しければ、それ専門の所から入手すれば良いでしょう。
しかし、文字情報だけにとらわれない付加価値があって初めて、
講師・コンサルタントしての私の役割が果たせるのだと思っています。

これは私に限らず、誰でにでも言えることです。
もし、あなたが何かの学びや気づきを得て、それをあなたのメンバーに伝えたいと思った時、
テキストの文字面をそのままコピーして言う(読む)のではなく、
ぜひ、あなたが「感じたこと」「気づいたこと」「学んだこと」を
あなたの経験というフィルターを通して伝えてほしいのです。

本を読んで感動したなら、その本の言葉ではなく、
あなたの心に響いた部分、あなたの経験と結びついた学びを伝えてあげてください。

メンバーに本当に届くのは、立派な言葉ではなく、
「あなたの言葉」であり、「あなただけの経験」です。

文字情報はあくまでもきっかけ。
本当に大切なのは、それを語る「あなた自身」の経験と智慧なのですから。

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