企業の強みとして「マネージャーの質」を掲げる会社は、驚くほど少ない。
しかし、経営方針を現場で実行に移し、チームを活性化させるキーマンは、間違いなくマネージャーだ。
大手コンサルティングファームの調査でも、マネージャーのレベル向上と生産性向上には相関があると報告されている。
戦略を真似することはできても、「実行力」や「マネジメント力」を模倣することは困難である。
変革や危機を乗り越えて成長した企業を、後日、SWOTやBRIOなどで分析してみると、「マネージャーの質」が強みや模倣困難性として必ずあるのは、偶然ではない。
採用活動でEVP(Employee Value Proposition:従業員への価値提供)を重視する企業は多いが、「マネージャーの質」を取り入れるべきだ。
退職理由の約7割がマネジメントに起因すると言われている。
マネージャーに恵まれるか否かは、入社希望者にとって極めて大きな関心事項だ。
マネージャーの質は、社員の未来を大きく左右する。
優れたマネージャーの影響は、雇用において、継続的に与えられるポジティブなギフトである。
当たれば天国、外れれば地獄。
それほどに、重要な問題なのだ。
「我が社の強みは、マネージャーの質の高さです!」
こんな風に自信を持って言える企業には、良い人材が集まり、離職や休職も防止できるだろう。
人が育ち、組織は自然と成長していくに違いない。
マネージャーの質は、企業の未来をつくる力そのものだ。
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