マネジメント・リーダーシップ

やる気はあるのに指示待ちになる理由

「できることはやるので言ってください。」

このフレーズを聞くと、
「できること」しかやらないの?
「これをしましょうか」と自分からないの?
と思う人も多いでしょう。

「〇〇お願いできるかしら」と仕事を頼むと、
「やったことないから」「失敗するといけないから」
と「やらない理由」が返ってきます。
本人は「できない理由」のつもりですが、
上司から見ると明らかに「やらない理由」です。

「じゃあ、何ができるか教えて」と尋ねると、
「全体像が分からないので何ができるかわかりません。」
「〇〇については詳しくないのでわかりません。」
とこれまた「やらない理由」が返ってきます。

さて、こんなメンバーにどう対応すれば良いでしょう。

「やったことないから」と言われたら、
「じゃあ、初めてなんだね。最初は一緒にやろう。」と返します。

「失敗するといけないから」と言われたら
「うまくできるにはどうしたらいい?」と質問します。

「全体像がわからない」「〇〇に詳しくない」と言われたら、
「全体像を確認してできること教えて」
「〇〇についてわかっている範囲で何でもいいからできること教えて」
と言います。

つまりは「絶対に逃がさない」ことです。
そして必ず付け加える言葉もあります。
「もっとできることを増やしてたくさん手伝ってもらえると嬉しいな。」

微妙な表情をされる場合も度々ですが、
絶対に逃がさない、やらない選択肢を与えません。

指示待ちさんの場合、
「何も考えていない」「やる気がない」とは別に、
「失敗が怖い」「新しい取り組みへの不安」などがあります。
この場合、「失敗しても大丈夫だから」「フォローするから」
と言ったところで本人は怖いので、なかなか行動できません。
お尻を叩いて怖れがなくなら良いですが、そうはうまくいきません。

やる気があるけど怖れで前へ進めず
「できることはやります」発言になっているのなら、
「これならできる」「それならできるかも」と思ってもらうのが一番です。
そのためには相手を逃さず、都度、効果的な言葉を選ぶのが良いでしょう。

指示待ちさんすべてがやる気がないわけではありません。
やる気はあるけど指示待ちになっている。
その場合、失敗や挑戦への怖れが潜んでいることが多くあります。

「大丈夫だよ」と軽くあしらうのではなく、
怖れを取り除く手伝いができることによって、
メンバーのやる気は大きな行動に結びつくに違いありません。

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