一粒万々倍 いちりゅう まんまんばい
【意味】
一粒の小さな茶の種が、やがては万倍となり豊かな茶畑となる。
始まりがどんなに小さな物事でも、一つ一つ丁寧に育めば、やがては万倍となり必ず形となって残っていく。
新年に新たな誓いを立てた方も多いでしょう。
よ~し! 今年こそは!
と大きく意気込んでいたものの、3週間ほどたって少しそのトーンが落ちてきている頃からもしれません。
コツコツが一番難しいとよく言います。
猛ダッシュはその瞬間だけ頑張ればいいのですが、コツコツこそが本当に難しく、天才と凡人の違いは「続ける力」だとさえ言われています。
そう言えば、「コツコツカツコツ」と、以前、このブログにも書きましたね。
続けることこそが勝つための秘訣なのだと。
時には小休止も良いでしょう。気分転換して栄養補給も必要です。
けれども止めてしまわないこと。
ゆっくりとで構わない。一歩一歩で構わない。一つ一つ丁寧に。
それがやがては一粒の種を、あたり一面の大きな花(実)畑に変えることになるのですから。
一粒万々倍
私が好きな「千里の道も一歩から」と同じ意味あいを持つこの禅語もまた、大切にしたい言葉です。