マネジメント・リーダーシップ組織開発

個の力をチームが超える

スポーツから私たちが学ぶことはたくさんのことがありますが、そのひとつに「チーム力」があります。
仕事においても「チームの力」でとか「チーム全員が結集して」とか、そういう言葉をよく聞きますが、今回、平昌オリンピックを見ていて、改めて「チーム力」を侮るべからず、もっと磨くべきだと思いました。

個の力をチームが超えた!
女子団体パシュートの金メダルは、メダリスト揃いのオランダを抑えての圧巻の滑りでした。
しかし、これと同じことは以前にもありました。
リオデジャネイロオリンピックでの陸上 男子4×100mリレーでの銀メダル。9秒台で走る人は一人もいない(当時)日本チームが、アメリカやカナダを抑えての華麗なバトンリレーとその走りで世界を驚かせました。
さらにその前、ロンドンオリンピックでは、水泳男子400mメドレーリレーでの銀メダル。「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」と松田選手が言った言葉に世間がシビレタことでも記憶に残っていますが、この時にも日本のチーム力が大きく取り上げられた時でした。

メダリストの集まりでなくてもチームの力で勝つことができる。
こればビジネス現場においても言えることだと思うのです。
スタープレーヤーについつい頼ってしまいがちですが、そうそうそういうメンバーばかりがチームにいるものではありません。また、スタープレーヤにおんぶに抱っこでは、他のメンバーが育ちませんし、モチベーションも下がってしまいます。「僕らにはどうせ期待していないんでしょ」となるわけです。

そうではなくて、凸凹大小、様々を取り合わせて一つの大きな力に変えていく。それがチーム力です。
そのために、マネージャーのあなたは何をするのか。何をしないのか。それが大切なのではないでしょうか。

チーム力で勝った日本のメダリストたちは皆一様に口をそろえて次のような言葉を発します。
「このチームだったから勝てた」
「このメンバーだったから勝てた」
「自分が精一杯やれば、あとはみんなが繋いでくれると思った」
「みんなに感謝している」
「みんなに助けてもらった」

そこにあるのは「オレがオレが」のオレ様思考ではなく、「みんながいたから」「みんなのために」「みんなのおかげで」という「感謝」「信頼」そして「共通の強い思い(目標)」に他ありません。
私たちマネージャーがチーム力を上げるためにすべきことは、まさにソコなのでしょう。

個の力をチームが超える!
全てがスタープレイヤーでなくても結果は出せる。
あなたのチームが。あなたのメンバーが。
「感謝」「信頼」「共通の思い」

あなたのチームはいかがでしょうか?
誰にもどこにも負けないあなたの誇れるチームを作ってみたいとは思いませんか?

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