怒涛の6-7月を終え、8月はエネルギー充電期間。
最後の充電を兼ねて、先日、久しぶりに自分が「受講生」になって
研修を受けてきました。
以前から気になっていたスキルを身につけるためのものだったのですが、
2日間の研修で私が手に入れた最大のものは、欲しかったスキルではなく、
その場にいた講師・コーチの方の「あり方」から得たものでした。
グループディスカッションの際、コーチの何気ない一言で発言の意欲が萎えた・・・
「どうしてそう思うのですか?」「なぜその質問をしたのですか?」
笑顔での質問でしたが、私は責められている気がした・・・
「本当は●●と思っていた。あの時、▲▲さんに××を質問したかった」
と休憩時のおしゃべりで話をした時、
だったら言えばいいのに~
と悪気なく言われたけど、
あなたが言えない雰囲気を作っていたのよ~
と他責になった私がいた・・・
メンバーが答えている最中に次の話を展開してしまい、
私はメンバーの話を最後まで聞きたかったし、
主役は受講生(メンバー)ではなくコーチなんだと感じてしまった・・・
全体を通して、自分が評価・ジャッジされている感がぬぐえず、
素になることができなかった・・・
あぁぁぁ・・・
私は日ごろ、こんな講師・コーチになっていないだろうか・・・
ものすごく頭の中でぐるぐる考えてしまい、ものすごい振り返り、自己内省が起きました。
これまで、「できる」講師・コーチと一緒に仕事をしていたので
また、自分が講師・コーチの立場で物事を見ていたので
受講生の立場になって、今更ながら気がつくことが山ほどありました。
講師としてでなく、マネージャーとしても同じですね。
当の本人には全く悪気もないし、相手がそんな思いを抱いているなんて
夢にも思っていないと思います。
でも私はとっても嫌だった・・・
と同時に、なぜ、どこが、どんなだから嫌だと感じたのかが具体的に理解できました。
これは、ものすごい収穫です。
自分が逆の立場で経験したからこそわかった、してはいけない、
でも、よほど気を付けていなければ陥ってしまうNGな数々。
そう考えると、苦手と感じたコーチの方々にも感謝しなければいけません。
多くの貴重な気づきを得ることができたのですから。
人はどんなことからも学ぶことができますし、
あとはその気づきをどう活かすかだけですね。
それにしても、体験学習の威力とはすごい!
と改めて思った受講生としての2日間でした。