禅語から学ぶリーダーのあり方

「無事」一喜一憂しない

2017年が明けました。

昨年のお正月にインフィニティ設立を決意し、そこから猪突猛進で走った2016年でした。昨年一年間の御礼と今年もお守りいただくようにと初詣へ出かけ、引いたおみくじには「勝」と「考」の2文字が書かれていました。

「勝」 小さなことをコツコツと積み重ねる。小さな勝ちを積み重ねれば大きな勝ちにやがてつながる。

「考」 望みを掲げ威勢よく馬を走らせるも目的地までの準備が疎かでは辿り着かない。勢いも大事だが計画的に物事を考える冷静さも持ち合わせよ。例え時間がかかっても良い結果につながる。

「勝」も「考」も、まさに今の私に必要な言葉でした。今年はインフィニティも2年目に入り、昨年の勢いだけで走ったところから、しっかりと地に足をつけて進むことが求められています。コツコツが苦手な私は大きな一発花火を狙いがちなのですが、しっかりと考え、コツコツ歩めとおみくじが戒めてくれました。

 

また、今年、私が常に心掛けたいと思っているのが、師走に裏千家のお稽古のお軸にあった言葉「無事」です。

何もなく一年無事に過ごせたとか、無事で良かったとか普通に使っているが、本来、無事とは「事が無い」ということ。つまり、良いことがあったからと浮かれるのでもなく、悪いことがあったからと落ち込んだりふさぎ込むのでもなく、常に何事もないように平常心で心穏やかな心持ちでいると、先の判断を危うくすることもなく、大きな反動を招くこともなくなる。常に「無事」を心掛けるようなそんな心持ちで過ごすことができると素晴らしい。

昨年のインフィニティの順調を浮かれるのではなく、この先の不透明さ(2年目以降大丈夫かとやはり不安はあります)を憂うのでもなく。今年のおみくじが大吉だったとはしゃぐのではなく、何かと気忙しかった年末からのドタバタ生活を悲しむでもなく。

 

「勝」と「考」を大切に「無事」を心掛ける2017年にしたいと思います。

皆様、今年もインフィニティをどうぞよろしくお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました