誰だって変わることができる

リアルな自分と向き合う

コーチングや傾聴のロールプレイの様子を自分のスマホで自撮りしてただくことがよくあります。
ところが!
折角、撮影した大切な映像を見ないで消してしまったり、ものの1-2分見ただけで、見るのをやめてしまう人が実にたくさんいるのです。
理由を尋ねると、その殆どが、
「気持ち悪い」
「見るに堪えない」
「これは自分じゃない」
などとおっしゃいます。

おいおい、何を言うのでしょう。
紛れもなく、その映像に映っているのはあなたで、「気持ち悪かったり」「見るに堪えなかったり」「自分じゃない」と思ってしまう、その人こそが、「あなた」なのです。

自分がイメージしている自分とは違うから気持ち悪いのでしょうか?
想像より酷いから見るに堪えないのでしょうか?

しかし、その「気持ち悪い、見るに堪えないあなた」を、あなたの周囲の人は常に見ているのです。
そう考えたら、あなたの周囲の人は、ものすごく気の毒ということにならないでしょうか・・・・

映像は実にリアルです。
写真もしかり。
しかも、最近は技術の進歩により、細かいところまで撮影・録音されます。

見たくない映像はあなた自身なのです。
そのリアルな自分と向き合ってみませんか?
それこそが、成長への第一歩です。

「良いな。」と思うところがあれば、自分で自分を褒めてあげればいいのです。
「う・・・。酷い・・・」と思ったら、こっそりと自分で修正計画を練りましょう。

成長の第一歩は「現実との直面化」に他ありません。

そう言えば・・・・
かつて、こんなことがありました。

講師パフォーマンスチェックのために研修風景をビデオ撮りしていたのですが、操作ミスで、昼食休憩時の様子まで映っていたことがありました。
まさかビデオが回っているとは夢にも思っていないため、あろうことか、ビデオカメラの真ん前で、メンバーと立ち話をしている私が映っていたのですが・・・
後日、その映像を見て、愕然としました。
その時には特に何かがあったわけではなく、普通に会話をした記憶しか私にはなかったのですが、映像に映る私は「怖い!!!」のです。
言葉遣いが乱暴なわけでもキツイ言い方をしているわけでもないのですが、そこから受ける印象は、とにかく怖い・・・・
私が怖いと言われる所以はココにあるのかと、思い知った瞬間でした。
(何が怖いって、冷静過ぎて丁寧な口調かつ笑顔とは程遠いこわばった表情が、めっちゃ怖かったのです。自分で見ても・・・・)
映像を見なければ気がつかなかったことです。
リアルを受け入れることは、時にキツイこともありますが、「自分とよく似ている他人」だと思って、客観的に見るようにしています。

それ以来、音声録音だったり、スマホの自撮りだったり、私は自ら積極的に行い、セルフチェックするようにしています。
あなたもリアルな自分と、是非、向き合ってみてはいかがでしょうか。

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