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空を見上げる

昨日は近所のお寺の牡丹祭りへ出かけ、庭園いっぱいに咲き誇る様々な牡丹に心を癒されました。
その前には平成最後の満月。あいにくの曇り空でしたが、雲間からほんの一瞬覗き見えた満月の光は美しく、思わず願い事をしたほどでした。
また今日の夕陽は実に美しく、茜色に染めた空から沈みゆく最後の一瞬の力強さは、見ているだけで心が勇気づけられるようでした。

満月が綺麗だよ。
すっごい夕陽!
うわぁ。芍薬の蕾が膨らんだ!!
シャクナゲが満開だったよ!!!

しばしば私はこんな話を友人にするのですが、すると次のような返事がよく返ってきます。
「あ、本当だ。今日、満月だったんだ。」
「え?夕陽?気がつかなかった。」
「空なんて随分見上げてなかった。」
「芍薬の蕾とか、そんな余裕ないよ。」

実は、以前の私がそうでした。
空の青さや風の温かさ、季節の移ろいに心を寄せることなく、馬車馬のように仕事のことしか頭になく・・・
それが一生懸命頑張っている証でもあるかのようにさえ思っていました。
けれどもそんな心に余裕がない状態で、本当に良い仕事が出来るはずもありません。
新たなアイデアが浮かぶこともなく、余裕がないためについついキツイ口調になったり、いつもイライラカリカリ。

どうしたら心に余裕を持てるかと考えた時、自然に心を寄せることを思いついたのです。
意識して空を見上げる。
空の青さや雲の流れ、朝日の力強さや夕陽の切なさを感じる。
風の優しさ、心地よさを肌で感じる。
月の清らかな光や瞬く星に願いを込めてみる。

すると不思議なものです。
気持ちは安らぎ自然と余裕が生まれます。
意識せずとも深呼吸をしたり、自然に笑顔になっている自分がいます。

良い仕事、良いチーム作り、良い関係性の構築は、心に余裕があってこそ成せる業です。
もし今、「ちょっとギリギリかも・・・」「結構マズイ」と思っているなら、空を見上げてみませんか?風を感じてみませんか?星を数えてみませんか?
忙しい毎日だからこそ、頑張らなければならない状況だからこそ、心に余裕を持ちましょう。

あなたは毎日、自然を感じていますか?
空を見上げて季節の移ろいを肌で感じていますか?

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