禅語から学ぶリーダーのあり方

「山光澄我心」ボーっとしている時間を持つ

山光澄我心 (さんこう わがこころを すましむ)

「山々の美しい景色は私の心を清らかに澄ませる」という意味のです。

毎日あくせく忙しく何かに追われるように日々を過ごしているビジネスパーソン。
空を見上げていますか?
風を感じていますか?
季節の移ろいを感じていますか?
鳥たちの鳴き声に耳を澄ましていますか?
道端の名もない花たちに気がついていますか?
星の瞬き、月の美しさに目を留めていますか?

不思議なことに、私になにか降りてくる(アイデアが湧いたりひらめいたり)のは、「ボーっとしている」時です。
お風呂で湯船に使ってのんびりしている時。
寝ぼけ眼で歯磨きをしている時。
そして自然に触れている時です。

わさわさ働いている左脳がほんの一瞬、そのお喋りを止めた時、右脳からふっと湧いて出てくるそのひらめき。
そのためにはボーっとしている時間や自然に触れて心を澄ませる必要があるのでしょう。

毎日の日課、愛犬とのお散歩では、ただそれをこなすのではなく、鳥たちの鳴き声、朝日の力強さ、夕陽の優しさ、風の心地良さ、雨の冷たさなど、その時々折々の自然を「とにかく感じる」ことを大切にしています。
どんなに心配事や懸念事項があっても、朝晩それぞれ30-60分のお散歩タイムは都会にあっても自然を「感じる」。
そのお蔭でどんな状況であっても煮詰まることなく日々を有意義にありがたくも過ごせているのだと思っています。

山光澄我心

今日の風の色は何色ですか?
鳥たちは、道端に咲いていた花たちは、あなたに何を話しかけてくれましたか?

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