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会ってみなければわからない

サービス開始前の部門長さんとの顔合わせミーティング。
かなりの疲弊部署で全体のムードは底まで落ち込み、部門長自身もいよいよ黄色信号かと経営者様方からお話を伺っていたのですが、お会いした部門長のMさんは、肉体的お疲れは確かにあるようですが、私の事前の予想を良い意味で裏切ってくださいました。

まず何よりもご自身の事をよく認識できていらっしゃる。
会社への想い。部下への想い。そして業界への想い。
どれをとっても文句がありません。
素朴なお人柄。真摯で謙虚で何よりも正直です。

「うまくいくでしょうか・・・・」
社長さんはとても心配のご様子で私にお尋ねになられた時、
「Mさんにお会いしてみなければわかりません。」
とお答えしました。
再び同じ質問を社長さんから受けたとしたら
「全く問題ありません。きっと大丈夫です!」
とお応えするでしょう。
何故ならMさんは、必要な要素は全て持ち合わせているからです。

自分都合でもなく、自社都合でもなく、彼の想いは純粋です。
部門長という立場にあっても、わからないことはわからない、知らないことは知らない、自分を大きくみせるでもなく、自分にも他人にも等身大の自分を見せることを何ら厭いません。
そして何よりも謙虚で真摯。
私からしてみたら100点満点です。

ただちょっと、伝え方が分からないだけ。考え方がもつれてしまっているだけ。
伝え方を工夫して、もつれた糸を丁寧にほどいていけば、Mさんへの協力メンバーは鳥のさえずりが広がっていくようにハミングバードしてどんどんと増えていくに違いありません。
現に、リーダークラスのメンバーがMさんにあることで相談に来て、いつもなら5分で終わる話が20分ほど話し込み、それが嬉しかったし明るい兆しがほんの少しだけど見えたというではないですか。
Mさんのお人柄と想いをもって、そこに適切な関わり方がプラスされたなら、周囲は影響を受けないわけはないと私は思います。

やはり答えは現場にある。
そしてお会いしてみなければ、自分の目で見て耳で聞いて確かめてみなければ分からないものです。
トップからのご依頼は決断も早く、ご契約いただくには最短路線で物事が進むため、一見効率的に見えるかもしれません。
しかしそれではあまりにも丁寧さを欠き、真実が見えないままに単純なやり方で物事を進めてしまいかねません。
どんな時にも現場を確かめる。
常に現場に心を寄せて求められるサポートを丁寧に心を込めて行っていきます。

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