仕事力も人間力もどちらも揃った人になりたいと誰もが思うのでしょうが、
どちらか一つしか選べないとしたら、
これかはますます人間力の時代だと思います。
多くの仕事はAIにとって代わられ、
人間が直接携わることはなくなります。
ほんの一握りのスーパー能力を持つ人や、
AIの経験学習が生かせないような特殊なコトに関わる人には
一層の仕事力が必要でしょう。
けれども、私も含めた一般人は、その領域をどんどんどAIに奪われ、
では、どこで勝負するのかと言えば、
人間力だと思うのです。
人間の心の温かで繊細で、感情豊かな部分や、
感じる力、察する力、慮る力、思いやる力など、
機械にはない血の通った温かい部分こそが
ますます人に求められる部分なのではないでしょうか。
誠実であること、素直であること、真摯であること
正直であること、寛容であることなど、
どれもが人間の素晴らしい本質であり、
こういった資質こそがますます大切な時代になるに違いありません。
部下の仕事がイマイチであったとしても、
正直にミスを報告し、改善に真摯に取り組んでいるなら、
そういう資質があることを嬉しく思いましょう。
ミスを隠し、ごまかして利益が上がれば良いなどと、
間違ってもそのような事を思う社員でないことに感謝しましょう。
これからは仕事力より人間力。
人間力は青天井。
上司も部下も、そんな立場の垣根を超えて、
留まることのない人間力を磨き続けていきたいものです。