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素直さが影を潜めるのは・・・

同じ悩みを持つ管理職どうしの研修とはいえ、
本音をさらけ出して話し合えるかどうかと言えば、
必ずしもすべての企業様でそれが起こるとは言い切れないし、
人によっても様々です。

中には突っ張って(かっこつけて)
うまくいっていないことを言えなかったり、
困っていることは別にないし問題もない、
とできている風を装ったりする人たちも大勢いらっしゃいます。

せっかくの研修が成長の場ではなく、
競争の場になっている典型的事例です。

こんな風に正直に悩みを共有したり、お互いが助け合う話し合いができるのは、
ベースに「素直」であることがあります。
今回受講いただいた31名の皆さんも、実に素直!
本当に本音の本音の本音満載!
最初は問題ありませんモードだった方も、
たった3時間後には「自分は押し付けていた」と
皆さんの前で言えるのですから脱帽モノです。

こんな風に「素直」が際立つ皆さんなのに、
職場の上長にそれをフィードバックすると、
「え? 素直ですか?」と驚かれることがあります。
もし、「?」と思われるのであれば、
私の素直ジャッジが間違えているのではなく、
素直になれない状況を作り出しているマネジメントに問題があるのだと思います。

どんな人であれ、環境によって左右されることは多くあり、
せっかくの素直さも状況によっては影を潜めざるを得ないこともあるでしょう。

私は自分のフィードバックには自信と確信を持ってお伝えしています。
もし、「え?素直ですか?」と感じられるのであれば、
その時には、「うちのマネジメント、大丈夫か?」と振り返ってみてください。

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