オンライン化が加速する昨今、私たちのビジネスも例外ではありません。
例えば、リアルで行っている研修プログラムをそのまんまオンラインで行っても、受講生の皆さんの満足度を得られるわけはなく、日々、頭を悩ませています。
そんな中、ある時、アクションラーニング(通称:AL)をオンラインでやってみようかという知人のSNS投稿を目にしました。
乗った!
私自身、オンラインALは未経験だったため、コーチとしても参加者としても経験を積み、今後に生かしたいと思ったのです。
「じゃあ、一緒にやろう!」と二つ返事で了解いただき、もう一人の仲間を誘って、いざ戦略ミーティング。
しかし、そこで私は自分の大きな間違いに気がつきました。
そもそもの「ALをオンラインでやろう!」の目的が皆、違っていたのです。
Aさんは、目新しいオンラインALでコーチとしての副業を確立させたい。
Bさんは、オンラインでの経験を積むことで、オンラインALの知見を積みたい。
私は、オンラインALでモヤモヤしている人たちの気分転換への完全ボランティア&オンラインでのtipsを集めたい。
みんなバラバラ。どれが良いとか悪いとかではなく、向いている方向が皆違うのです。
これでは、いざ、戦略会議と意気込んだところで、話が前へ進むわけがありません。
私は自分の愚かな間違いにすぐに気がつきました。
一番大切な方向性のすり合わせをしていなかった・・・
勢いで「一緒にやろう!」と決めて、互いの目的を確認していなかった・・・
あまりにも初歩的というか稚拙な間違いに、我ながら情けなくなりました。
さて、こんな時どうするか。
悩むに及ばず。答えは一つです。
迷った時には正攻法。
これは、私が新入社員の時に先輩から教わった、ビジネスの、いえ、人としてのイロハです。
後で揉めたり、モヤモヤを抱えたままズルズルと進んでいくことは避けたかったので、私は正直に自分の気持ちと考え、そして目的を他の2人に伝えました。
ほんの一瞬、互いの間に沈黙が流れたように思います。
けれどもそこは皆大人。
いえ、下手に妥協したり我慢したりということではなく、それぞれが自分の目的を言葉にして互いに確認しあい、何がベストかを建設的に話し合うことができました。
ちゃんと伝えて良かった。
ほっと胸をなでおろしました。
それにつけても、忘れてはいけない、最初にしなければいけない基本中の基本。
それをする目的は何ですか?
今一度、胸に、頭に、しっかりと叩き込みます。
反省・・・