チームで地道な仕事をしている一般職や派遣・アルバイトのスタッフこそが、
実はチームをしっかりと支え、また、
上司が見えていない現実を詳しく知っていることが往々にしてあります。
しかし、彼らの方から積極的に問題点を語ってくれることは非常に少ないのも現実です。
だからこそ、蟻の一穴で城が崩れることのないように、
マネージャーが気がつかない些細な問題に気を配り、
チームを活性化させるためには、
マネージャーが彼らの最強の応援団長になることが大切です。
彼らが心を開いて問題提起してくれる。
現場で起こっている困りごとや厄介なことを
先入観や個人的損得抜きに正直に話をしてくれる。
そのためにも、実は職場の事が一番見えている、一番知っている、
地道な仕事をしているメンバーの応援団長になるのです。
次のような質問で、彼らと話をするきっかけを作ってみてください。
① 自分たちの職場について
・ 一番好きなところは?
・ 好きでないところは?
・ もし変えることができるとしたら何を変えたい?
② 仕事・職場での目標は持っている?
・ 入社の理由は?
・ 将来の目標は?
過日、この取り組みを実践したA部長。
その後、派遣さんや一般職のメンバーたちから、
出るわ出るわ、とんでもない数の現場の困りごと、悩みごとが出てきました。
目を、耳を疑いたくなるような驚愕の事実もあったようです。
しかし、このA部長のコメントが素敵なのです。
「この声は非常に貴重であり、財産であると思います。
私を含め、それぞれの立場で反省するべき点がすべて見えてくる気がしました。
声を上げてくれた人たちは、変化を期待してのことだと思います。
すべて応えるのは難しいのかもしれませんが、
この声に応えるのが私の仕事です。
一人ひとり、メンバーを愛おしく思います。」
あなたは現場の最強応援団長になっていますか?