「営業時間中に自分の課題(できないこと、苦手なこと)を発見できる子は成長するんですけど、そうじゃない子はダメですね。私たちは技術職なんだから、何が自分にとっての課題なのか、その意識がない子は難しいです。
10回やってできるようになる子もいれば、10回では全くできない子もいる。2-3回でできちゃう子もいる。人より多くやらないとできるようにならないんだったら、その分努力しないと前へ進めないんですよね。それができない子は、いつまでたってもアシスタントから昇格できないし、アシスタントの中でも一番下っ端から抜け出せないんです。
時間外のトレーニングもできないところや苦手なところを徹底的に練習するし。
もちろん、私たちが若い子たちの課題を発見してあげるというのもあるけれど、自分でそれを見つよけようとする意識が低い子は、難しいと思います。」
行きつけの美容院で店長を務める担当スタイリストさんが言っていたことです。
成長すると言うことは、自らの課題を克服して初めてできることであり、課題発見しないことには始まらないのです。
何が課題かを自分が意識し、それを乗り越えたいと思うからこそ努力もできるのです。
マネージャーの方の意識も大切ですね。
「ここができない。あそこができない。まだこんなレベルなの? なんでこんなに時間がかかるの?」
ダメ出しの連続では、メンバーもたまったものじゃありません。
課題は成長の種なのです。
自分で課題を発見し、それを克服しようと頑張るメンバーを褒めこそすれ、「まだそんなことやってんの~」と言う資格は誰にもないはずです。
課題がなければ成長しない!
私はまだまだ山ほど課題だらけです。ということは、成長の幅がまだまだたくさんあるということです。
そんな風に考えると、苦手な事やできない事が愛おしくさえ感じます。
課題は成長の種。
メンバーが自分の課題を喜んで発見し、前向きに克服する努力を笑顔で見守っていきたいものですね。