誰だって変わることができる

コーチングにおける「提案」の効果

私のコーチングの特徴の一つに、
「事例紹介」とそれに絡む「提案」が豊富なことがあります。

事例紹介は、私のブラック時代の失敗と
そこから脱出するための工夫やコツ。
また、これまでの様々な出会いから得た
生情報があります。

ただ本で読んだり、また聞きした事ではなく、
私自身の実体験であったり、
実際の体験者から直接(根掘り葉掘り)聞いた話なので、
とてもリアルです。

事例紹介だけで終わる場合もありますが、
「わかったけど、どうしたら良いのか、
経験と知識・情報不足からのノーアイディア」であり、
行動計画、改善行動をクライアントさんが自ら見つけることが
難しそうな場合、
または、
クライアントさんが自分のプランに腹落ちしていないと感じた時、
やり方を教えるのではなく、
プランの選択肢に入れていただくための「提案」を
一つないし二つ、積極的に行います。


昨日のクライアントさんは、
色々と頭で考えてアイデアも思いもあるのに、
一歩踏み出して行動することができないという方でした。

Q:何がその一歩を踏み出すことを邪魔するのですか?

A: 正解じゃないかもしれないと不安がある。

Q:不安がないのはどんな時ですか?

A:正解だと分かっている時。

Q:他に不安でない時はありますか?

A:・・・・・

Q:正解不正解は全く関係ない事柄だったらいかがですか?

A:それなら不安はない。

Q:では、正解不正解と無関係な、例えば
  「私は〇〇に挑戦しようと思っているので応援してください」
  とチームのみんなに宣言することはできますか?

A:ああ、それならできる。

Q :不安はありませんか?

A:自分の挑戦は正解不正解関係ないから。
「人がそんなのやめとけ」と言っても、これは僕の挑戦だから
僕にとっては正解だから言えますよ。

Q:すごい! じゃあ、いつ言ってみたいと思いますか?

A:来週月曜の朝礼で。自由発言の時間があるので、
今まで「何かありますか?」と聞かれても言ったことないけど、
来週はそこで手を挙げて言ってみます。

Q:すごい!すごいですね。
実は、来週月曜日は私のお誕生日なんです。
○○さんのそのチャレンジ、私にとって、
凄ーく嬉しいお誕生日プレゼントになりそうです。


提案といっても、専門知識を用いて難しい事をアドバイスするのではなく、
小さな一歩を踏み出してみる
見方を変えて全く別の角度からの行動を促してみる
などの提案が多いです。
また、マネジメントで自らのあり方に苦労している方の場合は、
私の取っておきの、自分矯正ギブスならぬ、
なりたい自分に誰もがなれる、とっておきのコツをご提案したりもします。


提案を受けるも受けないもその人次第。
私の提案はあくまでも選択肢に過ぎません。
ですから、そこに依存や他責が生まれることは全くありません。


思いはあるけど、やり方が分からなくて
前へ進めないだけなら、
そのやり方に結びつく提案をするのは
立派なコーチの役割だと私は思っています。


すべての人には無限の可能性がある

その人の持てる可能性が最大限花開くお手伝い
素晴らしいお仕事をさせていただいています。

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