マネジメント・リーダーシップ

目標達成に一生懸命なリーダーが陥りがちなモノの見方

チームを率いるリーダーになると、
単にメンバーだった時に比べて、
誰もが目標達成に向けて、その熱意は上がるものです。

リーダーが目標達成に一生懸命なことは良い事ですが、
メンバーがついてこない、
メンバーとの距離がどんどん離れてしまう、
こんなに頑張っているのにどうしてみんなジブンゴトになってくれないのか、
など、一生懸命になればなるほどうまくいかない、空回りしてしまうリーダーは
もしかしたら、ある罠に陥っているのかもしれません。

それは、「メンバーをどのように見ているか」ということです。

プロジェクトであろうと、課・部などの組織であろうと、
うまくいっていない場合の多くは、
単なるグループ(集合体)であり、チームとして機能していない場合が多いです。

なぜチームとして機能しないのか。
その大きな原因の一つに、

リーダーがメンバーを、目標達成のための単なる構成員(手段)
としてしか見ていないということがあります。
さらに言えば、
リーダーが目標達成するための、メンバーは手段であるということです。

一方、グループがチームとして機能している場合、
リーダーは、メンバーを仲間、協力者として見ています。
もっと言えば、運命共同体です。
最もわかりやすい例は、
1本のロープを互いの身体に巻き付けて、互いに助け合いながら
登頂を目指す登山隊。
あれはまさしくにチームであり、
互いを仲間、協力者として扱わなければ成し得ない行為です。


リーダーの自分はこんなに一生懸命なのにメンバーは暖簾に腕押し。腹が立つ。
育成に時間を取られて自分の仕事が捗らない。出来上がったメンバーしか要らない。

もし、あなたにこんな考えがよぎったとしたら、
それはあなたがメンバーを、
目標達成を共に目指す仲間として見ているのではなく、
目標達成のための構成要員=手段 と見ているのかもしれません。


自分がメンバーの立場だった時、
自分を仲間、協力者として見てくれるリーダーと、
自分を手段として見るリーダーの、
どちらと一緒に頑張りたいと思いますか?

言わずもがなですよね。


目標達成に必死になればなるほど、陥ってしまいがちな罠があります。

それは、無意識のうちに、メンバーを目標達成の手段として見てしまう事です。

メンバーは仲間であり自分の協力者です。
心からそう思っていたら、日々の発言や関わり方は
自然とそれに相応しいものに変わってくることでしょう。
自分を仲間であり協力者として大切に関わってくれるリーダーなら
メンバーもそんなリーダーと共に目標達成に向かいたいと思うでしょう。


あなたはメンバーをどのように見ていますか?

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